鉄とステンレス(忍び返しの素材)
- 小野商店
- 2022年8月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月27日
忍び返しの多くは金属製です。
忍び返しは屋外に設置する物なので第一条件はサビに強いことです。
錆びて腐食すれば脆くなって防犯効果が落ちてしまいますので、素材選びは重要な項目です。
金属で錆びると言えば鉄ですが、表面処理を施したサビにくい物があったり、丈夫そうなステンレスでも厳密には錆びてしまう物が存在します。
まず錆びにくい鉄とは、表面にメッキや塗装処理が施された屋外でも使用できる耐候性の高い鉄板の事を指します。
その錆びにくい鉄板の中で一般的に使用する表面処理鋼板は、SECCやSGCCという名称の製品が使われています。

画像はSECC材で製造
次にステンレス(SUS)ですが、ステイン(錆び)レスって錆びるの?とお思いでしょうが、SUSは元々鉄をベースとした合金なのでクロムやニッケルの含有量が錆の発生を抑制している為、種類によっては多少錆も発生します。
その中で錆びにくいものは一般的に300番台となり、錆びに少し弱いのは400番台になります。
また、よく聞く食器などで使用されている上質な18-8ステンレスはSUS304のことです。

画像はSUS304材で製造
余談ですが、一見そっくりな300番と400番をかんたんに見分ける方法があります。
400番台の特徴は磁石がくっ付くので、磁石がついたら400番、付かなかったらそれ以外のSUSということになります。
ただしコレは板材(鋼板)に限る話であって他の鋼材にはそれぞれ異なる種類や名称がありますのであしからずご了承ください。小野商店の忍び返しはSUS304またはSECCを使用しています。
何かご不明な点などございましたらどんな些細なことでも構わず、お気軽にご質問ください。
後付け忍び返しはぜひ「忍びSTOP」の小野商店へご依頼ください。
詳しくはshinobistop.comからフォームまたはチャットへお気軽にお問い合わせください。
それでは皆様のご注文をお待ちしております。
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